就職活動がスタートすると、企業へのプレエントリーや会社説明会などがおこなわれるようになります。
学生の方は初めての就職活動ということで、就活のやり方がまだよくわからなかったり不安な面もあると思います。
でも就活がスタートしたら気持ちを切り替えてはじめてみましょう。
ここでは「会社説明会はどんな感じなのか?」「会社説明会に行かないとどうなるのか?」を簡単に説明していきます。
会社説明会って何をするの?
会社説明会(もしくは企業説明会)とは、会社の人事担当者が就活生に対して「自社がどんな会社なのか?」を説明する場です。
就活生はそれを聞いてエントリーするかどうかを決めるのですね。
新卒の会社説明会は、
・個別説明会
の2種類があります。
それぞれくわしく説明していきます。
合同説明会は無料で参加できる
合同説明会は名前のとおり、いろんな企業がイベントホール等に集まって合同で説明会を開催します。
合同説明会の会場には基本的に学生は無料で入ることができます。
予約なしで入場できる会場が多いですが、大勢の人で混雑する会場は予約が必要になる場合もありますので、ネットで確認してから行くようにしましょう。
合同説明会の開催場所や日時はリクナビやマイナビなどの就活サイトや企業のホームページで告知されていますので調べてみてください。
合同説明会に参加する人の服装はほとんどがスーツですが、私服で来場できる会場もあります。
会場内では仕切られたブースの中でそれぞれの会社が個別に15~30分ぐらいの説明会をおこなっています。
参加者が集まれば、その説明を1日に何度もおこなうのですね。
就活生は、興味のある会社の説明会に参加して担当者の話を聞くようになります。
会社が合同説明会に出展する目的は、自分たちの会社のことを学生に知ってもらうためです。
そして、その後の個別の会社説明会や選考会に参加してもらいたいのですね。
まだ志望する業界や企業が決まっていないときは、合同説明会に参加していろんな企業を見てみましょう。
合同説明会の参加は自由
合同説明会は就活生に対して企業側が自社のPRをおこなう場です。
合同説明会は参加が自由ですし、行かなかったからといって選考で不利になることはありません。
志望する会社が合同説明会のブースで説明をおこなっていても、それには参加せずに個別説明会から参加してもかまいません。
ただ選考とは関係ない場なので、聞いてみたいことも気楽に質問できます。
例えば「転勤はありますか?」とか「残業時間はどのくらいですか?」など面接で聞きづらいことを聞いてみてもいいですね。
また人気のない会社のブースに行くと、そこの人事担当者に顔を覚えてもらえるなどのメリットもあるかもしれません。
特に今は、多くの就活生に見てほしいために合同説明会に力を入れている会社も多いです。
参加することで興味が持てそうな会社が見つかることもありますし、大勢の人が集まる中での就活の雰囲気もわかると思います。
「合同説明会には行かない」という就活生も多いですし、行きたくなければ無理に行かなくてもいいですが、少しでも興味があったら参加して自分の目で確かめてみることをおすすめします。
ひとりで参加することもできますし、友達と一緒に見てまわることもできるので気軽に参加してみてください。
個別説明会は参加した方がいい
合同説明会とは違う場で、会社はそれぞれ独自の説明会をおこなっています。
会社が単独でおこなう個別説明会は、合同説明会の時よりもくわしい説明をおこないますので、志望する会社であれば、ぜひ予約して参加するようにしましょう。
個別説明会に不参加でも選考に進める会社もありますし、選考に進むために説明会の参加が必須の会社もあります。
この辺はそれぞれの会社によって違います。
志望する企業の個別説明会の参加が必須の場合には、必ず出席しましょう。
説明会に出席する際には持ち物はよく確認しておきましょう(ボールペンやシャーペン、消しゴムなどの筆記用具やメモ帳のほかに履歴書を持参という企業もあります)。
参加が必須の場合は説明会が終わった後にエントリーシート(ES)を配布して記入させることもありますし、適性検査や筆記試験や面接をおこなう企業もあります。
ですので「個別説明会でどんなことをおこなうのか?」をできれば事前に調べておきたいですね。
あとは服装や身だしなみにも気を配りましょう。
参加必須でなくても参加しましょう
また個別説明会の参加が必須でなくても、できる限り参加しましょう。
参加必須と言われていなくても、説明会では今後の選考スケジュールの日程が発表されたり、会社に提出するESの用紙が配られることもあります。
参加していなくてESが手に入らなかったら困りますよね。
それに説明会で人事担当者が今後の選考に有利になるような情報を伝えることもあります。
説明会に参加していないために情報不足でESを書こうと思っても書くことができずに苦労してしまうこともあるのですね。
ネットには「個別説明会には参加しなかったけど内定はもらえた」などの書き込みをみかけますが、あまり信じない方がいいです。
それは運がよかっただけで、個別説明会に行かなかったことはどこかで影響してきます。
他の就活生は個別説明会に参加して選考に関する情報を持っているのに、自分は合同説明会や就活サイトで得た程度の知識しかないと、選考が進む段階で不利になる場面も出てきます。
そして説明会に参加して人事担当者の話を聞くことで「この会社の選考を受けるかどうか?」の判断できますよね。
そのため参加必須でなくても、志望する会社の個別説明会は参加しましょう。
会社説明会では質問をしたほうがいい?
説明会に参加する前には志望する会社のホームページなどを見て、どんな企業なのか最低限のことは知っておきましょう。
個別説明会では志望動機を書くこともありますので、志望動機を簡単に考えておいてもいいですね。
事前に会社のことをある程度しらべておいた方が、説明会での人事担当者の説明もわかりやすくなると思います。
また合同説明会でも個別説明会でも質疑応答の時間があります。
聞きたいことがあれば人事担当者に質問ができますが、ここで「何か印象に残る質問をしたい」と気合を入れている人もいます。
中には「顔をおぼえてもらうため」とか「アピールのため」に質問する方もいますが、説明会での質疑応答の時間はそれほど重要ではありません。
何度も質問をする就活生もいますが、それがアピールになるわけではありません。
説明会の時点で目立てばいいというわけではないですし、質問の内容によっては逆に印象を悪くしてしまうこともあります。
聞くことがなかったら無理に質問はしなくていいですよ。
就活生が思っている以上に採用試験の合否はESや試験・テストや面接で決まってしまいます。
説明会で質問をして目立つことができても、その後の選考で採用に至らないことは普通にあります。
アピールをしたいのなら面接のときにしましょう。
就職活動がスタートした後、数多くの会社にエントリーして説明会や面接の日程が重なってしまうときもあります。
でも「エントリーした会社すべてに参加しないといけない」というわけではありません。
予約した説明会や面接も都合が悪ければキャンセルできますので、「どの会社を優先するのか?」の優先順位をつけて、志望する会社を絞り込むこともしていきましょう。
会社説明会に行くときは、下の記事も読んでみてください。
就活生は忙しくなる時期ですが、風邪などひかないように体調管理には気をつけてくださいね。
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