会社説明会の持ち物と参加するときのマナーやアンケートの書き方の説明

多くの企業が会社説明会(または企業説明会)を開催しますが、就活生にとっては初めての会社説明会ということで「何をやるのかよくわからない」と不安になることもあると思います。

ここではそれぞれの企業が開催する会社説明会の内容を紹介をしていきます。

 

現在はオンラインで説明会をおこなう企業も多くなりましたが、ここでは説明会の会場に出向く際に気をつける点などを挙げていきます。

 

会社説明会に持参する持ち物

会社説明会はマイナビやリクナビなどの就活サイトで説明会の予約ができます。

説明会の予約をするときは、ほかの企業と日程がかぶらないように調整して、同じ日に複数の説明会に参加するときも移動時間を考慮したいですね。

 

企業からは説明会に関する情報を送ってきます。

説明会当日に持っていくものは、よく確認しておきましょう。

 

必要な持ち物としては、

・メモ帳
・ボールペン
・えんぴつ(もしくはシャーペン)
・消しゴム
・学生証
・腕時計
・マスク
・ハンカチやテッシュ
・カバン

などです。

 

筆記用具とメモ帳は持って行きましょう

説明会の最中に必要なことをメモすることもあります。

そしてアンケートやエントリーシートを記入することもありますので、ボールペンやシャーペンなどの筆記用具は忘れないように持っていきましょう。

メモ帳はA4やB5サイズのノートがおすすめです。

説明会で学生証を提示することはあまりありませんが、念のために持って行きましょう。

そしてマスクや手洗い後のハンカチなどは忘れずに持って行きたいですね。

カバンも就活用のカバン(もしくはバッグ)を購入して、持ち物を入れていきましょう。

 

履歴書を持参する場合

また「会社説明会には履歴書を持参してください」と指定してくる企業もあります。

そのときは履歴書を持って説明会に行きましょう。

持参する履歴書は学校の生協などに売っているものがおすすめですが、コンビニや書店などに売っている市販の履歴書でもかまいません。

 

説明会を受ける前に志望動機を書く場合もあると思いますが、その時はその時点で書ける範囲で書いてみてください。

履歴書は就活用のカバンに入れて持っていきましょう。

カバンの中で履歴書が折れ曲がってしまいそうなときは、クリアファイルなどにはさんで持っていってください。

履歴書に関して企業から何も指示がないときには、履歴書を持って行く必要はありません。

 

会社説明会の到着時間や受付での対応

説明会に参加するときの服装は、企業からの指示がなければスーツ着用となります。

スーツを着ていくときは、身だしなみをしっかり整えていきましょう。

 

企業によっては「服装は自由です」というところもあります。

その場合は私服で説明会に参加してもいいですし、スーツを着ていってもかまいません。

私服を着ていく場合は、なるべく清潔感のある服装をしてください。

 

開始何分前に会場入りしたらいいのか?

説明会がおこなわれる場所は、前日によく確認しておきましょう。

初めて行く場所は道に迷うこともありますし、途中で電車やバスが遅延することもあります。

説明会の開始時刻に遅れないように時間に余裕をもって家を出るようにしたいですね。

 

会場入りに時刻は、例えば「説明会の受付開始が9時30分、説明会の開始が10時」と指定があったら、その時間内に会場に到着するようにしましょう。

説明会の受付開始の時刻に会場に到着して、前の方の席を確保して開始時刻まで待っていてもいいですね。

 

また説明会の受付開始時刻のお知らせがないときは、説明会開始の10~15分前に会場に到着するようにしましょう。

例えば、説明会開始時刻が午前10時だとすると、到着するのは9時45分~50分になります。

開始5分前でもいいのですが、開始時間前はほかの参加者が受付で待っていて、混み合う可能性もあります。

受付で対応する時間も考慮して、多少余裕をもって会場に到着するようにしましょう。

開始前にはトイレに行くなどして、時間に遅れないようにしたいですね。

 

受付でのあいさつの仕方

説明会の会場の入り口まできたら、コートやマフラーは脱いでスーツ姿になって会場内に入ります。

建物内ではコートを着用しないことがマナーになっていますので、脱いだコートは腕にかけて持っていきましょう。

 

そして説明会の受付の係の方に声をかけます。

最初はあいさつは午前11時ぐらいまでは「おはようございます」、午前11時~夕方は「こんにちは」、夜なら「こんばんは」です。

 

そして学校名と氏名を伝えます。

「こんにちは、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」

または簡単に、

〇〇と申しますよろしくお願いします

でもいいですね。

会社説明会の受付の対応も会社によって違います。

説明会に大人数が来るところは、受付票を受付の人に提示するだけだったりと、ほとんど流れ作業のようになっているところも多いです。

会社説明会の受付から選考が始まっているというわけではないので緊張しなくても大丈夫です。

 

そして受付でチェックを受けた後は会場内へ入ります。

そのときに会場や席へ誘導してくれた係の方には「ありがとうございます」などのお礼を言いましょう。

また何かわからないことがあれば、その場にいる企業の人事の方に聞いてみてください。

それから席に座って説明会が始まるのを待ちます。

 

会社説明会のマナー

会社説明会では多くの就活生が集まります。

会社説明会でのマナーとしては、

・マスクを着用する
・携帯電話の電源はオフにする
・説明会の最中に居眠りしない
・雑談はしない

などがあります。

 

マスクを着用する

現在は、対面の説明会や面接には必ずマスクを着用していきましょう。

会場では、ほかの人と距離を取る処置や、室内の換気をおこなうなどの対策もおこなわれていると思います。

この時期の対面は気を使いますが、マスクだけは忘れずに着用していきましょう。

 

携帯電話の電源はオフにする

説明会の会場内では、携帯電話の電源はオフにしておきましょう。

企業の人事担当者が説明中に携帯電話の音が鳴ると、まわりの人の迷惑にもなりますので、音が鳴らないようにしておきたいですね。

マナーモードに設定しても、着信時にバイブレーションの音がしますので、電源を切っておくのがベストです。

また説明会の最中にスマホをいじっていたりすると、印象もよくないのでやめておきましょう。

メモを取るときはスマホではなく、筆記用具とメモ帳を利用してください。

 

説明会の最中に居眠りはしない

説明会で人事担当者が説明している最中に寝てしまう方もいます。

本人は「バレていない」と思うかもしれませんが、人事担当者からは会場全体を見渡せます。

前の方に座っていても後ろの方にいても、机に伏せたりほおづえをついて寝ていることがわかります。

会社説明会では静かに寝ている人は進行の妨げにはならないので、迷惑にならなければ、そのまま放っておかれることが多いと思います。

 

居眠りしている人のことを細かくチェックするようなことはしないですが…

それでも顔を覚えられてしまったら、その後の面接での印象も悪くなってしまいます。

説明会の間ずっと寝ていたり、あくびを何度もする人や、ほかの就活生に迷惑をかけるなどマナーが悪いという点で目立ってしまうことがないように気をつけましょう。

説明会のときにまだ選考が始まっていなくても、そのときに人事担当者には見られています。

「説明会で寝ていたら選考に落ちる」というようなことはないと思いますが、最初に悪い印象を持たれないようにしたいですね。

 

雑談はしない

説明会の最中にほかの人と話をしたくなる時もありますが、ほかの参加者もいる場所ですから最低限のマナーは守りましょう。

またペットボトルの飲み物を飲むとか、お菓子を食べるなどは説明会の休憩中にしたほうがいいですね。

 

会社説明会の主な内容

会社説明会の内容は企業によってそれぞれ違いますが、主にやることとしては、

・人事担当者からの説明
・質疑応答
・アンケートなどへの記入

です。

 

最初は企業の人事担当者から「当社はこんな企業です」という説明があります。

これが説明会のメインになります。

そのあとは参加者からの質問に人事担当者が答えるようになります。

 

質問をした方が印象は良くなるのか?

説明会では参加者からの質問を受け付ける時もありますので、疑問に思ったことやわからないことは人事担当者に聞いてみましょう。

また質問をすれば人事担当者に顔を覚えてもらえると思って、積極的に質問をする方もいます。

ただ説明会で質問者の顔を覚えたり、質問の内容を記録する企業はほとんどないと思います。

アピールする目的で説明会で質問しても、あまり意味はありません。

参加者の少ない企業なら顔を覚えてもらえると思いますが、基本的に説明会は企業側が説明する場で、就活生がアピールする場ではないと思っておきましょう。

 

アンケートの内容は選考に影響する?

説明会の最後は今後の選考スケジュールをお知らせして、アンケートを記入して終わりです。

アンケートには「説明会に参加した感想を書いてください」と書かれていることが多いと思います。

「これも選考の対象なのでは?」と思って当たりさわりのないことを書く方も多いですが…

アンケートを記入してもらう目的は、参加者がどんな感想を持ったのか企業側も知りたいと思っているのです。

 

「いい人材に来てほしい」と思ったら会社説明会に力を入れて自社のことを知ってもらった上で入社してほしいと思っています。

そのためには説明会に参加した人が「どんな感想を持ったのか?」を良い点も悪い点も含めて、次回以降の会社説明会の参考にしたいのですね。

説明会に参加して、どんな点に興味や関心を持ったか、説明が不足していたところや、もっと聞きたいと思っていた点などを記入してみてください。

回答には「参考になった」「つまらなかった」「特になし」などしか書いてない場合も多いですが、それを読む方もどうしていいかわかりません。

悪い点などは具体的に書いたり、できれば改善策まで書いてくれたほうが、また読む人の感想も変わってくると思います。

アンケートに自分の名前を書く欄がなかったり、説明会に関する感想を書くものなら選考には関係しないと思います。

 

アンケートに自分の氏名を書く場合

自分の名前も書くアンケートのときは、面接のときに履歴書やエントリーシートと一緒にアンケートの内容を面接で質問してくる企業もあるかもしれません。

「他社の選考状況を記入してください」という質問なら、選考にも関係ないので、正直に答えて問題ありません。

「志望動機」や「学生時代にがんばったこと」なども書くアンケートなら、その内容を面接で質問されるかもしれませんので、しっかり書いておきましょう。

提出前にはよく見直して、書き残しや字の書き間違いがないかよく見てから提出するようにしましょう。

アンケートも企業に提出する書類ですので、ていねいに書いておきたいですね。

 

説明会の後に選考が始まることもある

参加自由の説明会なら、ここで終了です。

参加自由の会社説明会でも、今後の選考スケジュールや「この企業にエントリーするかどうか?」の判断材料も得られます。

できれば説明会にはしっかり参加して人事担当者の話を聞くことをおすすめします。

 

参加必須の場合は説明会の終了後にいったん休憩を入れます。

「この企業の選考は受けない」という人は選考辞退してそのまま帰宅する。

「この企業の選考を受ける」という人は引き続き残って、その後は「ESの記入」「筆記試験」「座談会」「面接」などの選考会を受けるようになると思います。

 

説明会の参加者が多ければ試験をおこなって人数をしぼってから後日に面接という企業もありますが、人数が少なければ面接をおこなう企業もあります。

この辺は企業によってどのような選考方法を取るのかは違います。

このように説明会の後に選考会がある企業も多いですので、そうした企業を受ける場合は個別説明会に必ず参加しましょう。

 

事前に予備知識は入れておくこと

「説明会は企業の人事担当者からの説明だけだろう」と思って気楽な気持ちで参加したら、説明会後に選考があってあせってしまうこともあります。

説明会でやることを事前に教えてくれる企業もありますし、「説明会の所要時間は3時間です」とだけあって何をするのか教えてくれない企業もあります。

 

企業によって対応は様々ですので、何をするのかよくわからないときも事前に準備はしておきましょう。

説明会に参加する企業のホームページを見たりネットで調べたり資料を読んだり、合同説明会に参加して担当者の話を聞いておくと志望動機も書きやすくなります。

 

企業に関する知識を前もって知っておくことで、説明会の内容もわかりやすくなりますし、選考に進むかどうかの判断もしやすくなりますよ。

当日にあわてないように最低限の予備知識だけは持っておきたいですね。

以上になりますが、説明会に参加するときの参考にしてください。

「就活アド」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。
このブログは新卒者に向けた情報を提供していきます。
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